ここはGUNZで活動する、エロ優しいAngelic-rayの日記です。多分・・。
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Angelic-ray

Author:Angelic-ray
22歳♂ 3月31日 牡羊座
社会人 新聞屋の後継ぎ。
日々強く生きていけたらいいな
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angelic-ray@hotmail.co.jp
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この世界には理不尽なことがたくさん渦巻いている。

更に理不尽なのは、その理不尽を受け入れなければいけない理不尽があるということ。

だから、私が死んだら貴方はそれを受け入れなければならない。

生きているということは、前に進むことなのだから。
                 
by Angela=Sef=Flavor



その日の夜、夕食を終えた俺たちはアンリの部屋にいた。
アンリに本当のことを話すかどうか・・・俺とカゲの二人で相談した結果
すでに被害にあっているのだから、彼女にも知る権利があるだろう。
そして、もしかしたらアンリは文書のことを知っているが、
内緒にしている可能性があるということだ。
「アンリ、単刀直入に聞く。」
俺はアンリの眼差しを見つめ、真剣な顔で口を開いた。
「はい・・なんでしょう?」
いきなりの台詞と真剣な面持ちに、アンリは少したじろいだが、
真面目な話というのを理解し、すぐに真剣な眼差しを向けてくれた。
「半年前に、ブレインさんの教え子がここに来て、ある物を置いていったと思うんだ。」
「・・・」
俺の質問に対してアンリは黙るが、一瞬表情が曇ったのが解った。
まずこの情報は間違いないな・・。
「もし、そうだとしたら・・今回の件と何か関わりがあるんですか?」
何か知られたくない理由でもあるのか、アンリもこちらの出方を伺うように質問を質問で返す。
「関わりが無かったら、こんな事は聞かないだろう?」
「・・・そう・・ですね。。」
「まぁ、レイ、とりあえずややこしい話は抜きだ。どちらにしろ、アンリが知っていても
知っていなくても話す必要はある。」
そう言って、カゲが一歩アンリに近づいた。
「要するにだ、親父さんの所属していたクラン、Zooのことは知ってるよな?」
「はい・・。」
「そこの現No1を始めとする幹部らが、その教え子が持ち出したものを血眼になって
探している。これは確かな情報で、特にライアド周辺でZooのメンバーを見かけたヤツが多い。」」
「・・・。」
「そして、昨日レイがブレインさんの口から、はっきりと狙われているのは私達だということを
聞いた。君の親父さんが嘘をついているとは思わない。それに俺もレイも過去にお世話になっているから
何とかして助けたいと思っている。これは俺たちの本当の気持ちだ。」
「・・・。」
カゲが淡々とした口調で話す。アンリは俯いてはいるが、時折チラッとカゲの方を向くだけで
依然として押し黙ったままだった。そんなアンリにカゲは肩に手をかけて言った。
「まぁ、信じろとは言わないよ・・・でも、少しでも俺たちのことを信頼しているなら、
アンリの知っていることを教えて欲しい。俺たちは君と親父さんを守りたいんだ。」
真剣な眼差しがアンリを射抜く。しばらくそれから目をそらしていたが、観念したのか
どうしようもないのか、アンリが重い口を開いた。
「教え子さん・・・来たのも本当ですし、その時にある書類を受け取ったのも本当です。」
「そうか・・・」
「これでしょう?」
そう言って、アンリは自分の上着の内側から半分に折られた書類を取り出す。
「これが狙われていることは何となく気付いていました。レイさんとカゲさんに依頼をお願いした日に
何か狙われるような物はないか?って聞かれた時に嘘をついたのも、ヤツらに聞かれるのを
恐れたからなんです。」
アンリはカゲに書類を渡す。受け取ったカゲの隣にいき、俺は書類の文面を覗き込んだ。
「っ!?」
「こ・・これは。」
そこにはとても現実には在り得ない実験と研究の記録が書かれていた。
ある薬品Aを体内に微量に蓄積していく、それがある一定の量まで蓄積されると
今度は薬品Bを投与する。そうすると体内で反応を起こし、理性を失った殺人マシーンが
出来上がると記されていた。本当はもっとたくさんの書類なんだろうが、一番重要な部分が
ここにあるんじゃないかと思う。そうじゃなかったら、必死になって探し回ったりはしないだろう。
その他には薬品Aを一度に大量摂取した場合、数秒で発狂→植物人間になる。
薬品B単体では効果が無いなどの、注意書きのようなものが書いてあった。
「アンリ・・・中身は読んだのか?」
とても現実の物とは思えない・・・そういう思考が俺の声をうわずらせている。
「・・・はい。」
アンリは一言だけ答えて、俯いた。
「これがすでに出来上がっている物だとしたら・・・・」
「だから、ブレインさんの教え子はこれを防ぐために持ち出したわけか・・・。」
「いや、カゲ、それはおかしい。」
「え?」
カゲとアンリは何がおかしいのか解らなかったが・・・俺は気付いた。
「何がおかしいんだ?"防ぐために持ち出した"これ以外に理由があるのか?」
「なぁ、カゲ・・・考えてみろよ?」
「うん?」
「こんな危険な文書が実行されたら、大惨事になるのは解るよな?」
「あぁ・・もし知らない間に一般市民に薬品Aが投与され、頃合になってBを投与されたら
そこで悲惨な無差別殺人が起こる。」
「うむ・・・そんな危険な文書が、なんでここにあるのか・・疑問にならないか?」
「疑問・・・?」
「れ、レイさん・・それって・・・」
アンリが何かに気付いた様に、そしてその気付いたことに怯えて口をパクパクさせている。
「どういうことなんだ?さっぱりだぞ・・俺には。」
「カゲ、おまえこんな危険な文書を目の当たりにした場合どうする?」
「そういう場合・・・あ!・・・そういうことか・。」
俺のヒントにカゲもとうとう気付く。
「そうだ。教え子はハメられたのか買収されたのか解らんが、とにかくコイツをブレインさんに
届けるように仕向けられたんだ。そうじゃなきゃ、こんな文書、見つけた時点で何らかの方法で
消してしまうのが一番いいだろう?とにかく彼らにとって、ブレインさんが邪魔になる理由があった。
が、しかし、傭兵から身を引いたブレインさんの所在が掴めない。だから、その仲のよい教え子なら・・
と踏んだのだろう。」
「それじゃ・・・」
「あぁ、これは最初から仕組まれていたん・・・・・・!?」
俺がそう言いかけた時、アンリの部屋のドアの向こうから異様な気配を感じ取った。
それはとてもドス黒く、吐き気を催しそうな程の"殺意"
「・・・カゲ。」
「あぁ。」
カゲもすぐに気付いたらしく、懐に手を入れて銃をいつでも抜き出せるようにしている。
俺もツインフェザーに手をかけながら、アンリになるべく窓の外から見えない位置でドアから
離れたとこに下がるよう指示した。
こういう時、一番怖いのはドアの向こうより外からの狙撃だ。
俺はゴクリと唾を飲み込み、ドアの向こう側の様子を探る。
依然としてドス黒い殺気は廊下に留まったままだ。
が、その瞬間そのドアがノックされた。

コン、コン

「私だ、入っていいかな?」
ノックの主はブレインさんだった。そして、それと同時にドス黒い殺気から解放される。
俺はカゲの方を見て、「なんだったんだろう」という表情を浮かべた。
だが油断は禁物。俺は銃に手をかけて、アンリに応対するよう促した。
なんか、こっちが犯人っぽいな・・。
「開いてるよ。」
アンリは怯えているが、いつもと同じ様に声を返す。

ガチャ。

ドアが開く。銃を持つ手に力が入る。ブレインさんに何かあったのか・・?
いやいや待て、大丈夫だ。いくら傭兵業から離れていたからってあんな殺気に気付かないわけが・・
その思考までわずか0.2、3秒。次の瞬間俺の口からついて出たのは意外な台詞だった。
「そのドアを開けるな!」
「ど、どうしたんだい?」
急に大声が聞こえたせいなのかドアノブに手をかけたままで、向こうからうろたえた声がかかる。
・・・が、俺の言葉とはおかまいなしにそれが回される。
「開けるなって言ってるだろ!そっから手を離せ!」
「れ、レイさん・・?」
アンリが何事かと目を丸くしている様子が手に取るように解る・・が、今は振り向いてる余裕なんてない
少しでも隙を見せればやられる・・。
「いるんだろ!?もう一人・・・」
俺はドアの向こうに聞こえるように大声で言った。
そう、ブレインさんは殺気に気付かなかったんじゃない。
気付けなかったんだ。こんなドス黒い殺気なら、家の外に相手が居たって気付ける。
それに、ブレインさんが傭兵業から遠ざかっていたからって、それが解らないほど衰えてはいないはず。
恐らく殺気の正体は警戒心が薄れるように、何かを装ってブレインさんに近づいたのだろう。
「レイくん・・?もう一人いるだろうって・・アンリは君の傍にいるだろう?」
「そんなこと、貴方が一番よく解っているはずだ!」
「く、くくく・・・ふはははははは!・・なかなか勘の鋭い坊やじゃないか・・。」
俺の言葉に返ってきた返答は、ブレインさんの声じゃなかった。

ガチャ

「開けるなって言ってるだろ!」
もう一度ドアノブが回されそうになるのを制する。
「坊や、開けてくれないのなら・・・こちらにも考えがあるぞ?
ここにいる老兵の頭が吹き飛んでもいいんだな?」
く・・そうきたか・・・。
「さぁ、どうする?うひゃひゃひゃ、開けるしかないよな?
大切なウルフさんを見殺しに出来るわけが無い。それも娘がそこにいるのにね。」
声の主はいやらしく笑い、そう言い放った。
俺はカゲとアンリを見る。二人とも何も言わなかったが・・入れるしかないようだな。
「わかった、入れ。・・・だが、ブレインさんに危害を加えるなよ?
おまえの狙いはこの文書だろう?そっちが妙な気を起こすなら、こっちもこの文書を燃やす。」
「ひひひひひ、解ってるよ。そうカッカしなさんな。」
やらしい笑いだ・・・神経を逆撫でしやがる。

ガチャリ・・ギィィ

ドアノブが回され、扉が開く。
「と、父さん!?」
アンリが開いたドアの向こうを見て、触発されたように声をあげる。
そこには謎の男に頭に銃をつきつけられたブレインさんがいた。
男の風貌は、身長は180後半といったところで真っ黒なコートをはおっている。
コートの上からじゃ痩せ型に見えるが、多分体脂肪が少なくしっかりと鍛えられているのだろう。
でなければ、俺たちに気付かれないようにブレインさんを人質になんか出来るわけがない。
そして一番特徴的なのは、何とも厭らしい細い目だった。
恐らくコイツが・・・
「初めまして、皆様。」
そう言って謎の男は蛇の様な目で俺たちをしっかりと舐めるように見た。
多分、今ので俺たちの力量は相手に筒抜けたな・・。
「スネーク・・だろう?」
「あら、解っちゃいましたか?」
スネークは白々しさたっぷりにおどけてみせる。
「まぁ、そんな怖い顔をなさらないで、ね?人間笑顔が一番ですよ?
ほら、ウルフさんもそんな辛そうな顔をしないで・・ね?」
「・・ぐ・・き、貴様。」
ブレインさんは腕を締め上げられぐりぐりと銃をこめかみに押しやられる。
「やめて!お父さんにひどいことしないで!」
それを見たアンリが、耐え切れなかったのか部屋の隅からスネークに向かって飛び出す。
無理もないだろ・・・アンリにとっては唯一の肉親だ。
「これはこれはアンリお嬢様、大きくなられましたね?その赤い髪、相変わらず綺麗ですよ。
ひひひひ。」
スネークは、アンリのつま先から頭のてっぺんまでをジロジロといやらしく見つめ、舌なめずりをする。
「父さんを放して!」
「あ、アンリ、・・・下がっていなさい。」
アンリに向かって辛そうにブレインさんが言う。
「くぅ~~~、親子愛ってヤツですかぁ?いいですねぇ・・・私ですね、こういうのを見ると
虫唾が凄く走るんですよねぇ・・・」
そう言いながら締め上げる腕と銃をつきつけている腕に力を入れる。
「う、ぐ・・・」
「お願いだから!やめてください!!」
哀願するアンリを見下すスネーク。それに対して、今度はカゲが口を開いた。
「あんたの狙いはこの文書だろ?二人は関係無いはずだ!」
「・・・・・あぁ、そうでしたね。それじゃ、その文書と引き換えにこの老いぼれを解放しましょう。
それでどうですか?」
カゲの台詞に対してスネークは視線を向け、さも面白くなさそうに言い放ち、
文書を持っている俺を見た。
苦しそうにしているブレインさん、泣き叫ぶアンリ・・そんなのを見せられるくらいなら
文書なんていらねぇよ。
「わかった。」
俺はスネークにそう言って歩み寄る。
「レ・・イくん・・それを渡したら・・だ・・めだ。」
ブレインさんの言っていることは最もだ。
これを渡したら俺は世界の破滅に手を貸しているようなもんだろう。
でも、目の前の大切な人達を放っておけるほど俺は強くはない。
それにそれは俺の意志でもない。だから、この文書はスネークに渡す。
「ふふ、坊や素直だねぇ・・・それに腕もなかなかのモノらしいじゃないか?。ギルドカウンターでは
かなりの評判だって聞いたよ。」
「裏でのあんたの評判にはかなわないさ。」
スネークのにやりとした顔に、俺はたっぷりと皮肉を込めて言い返してやった。
「ふはははははははは!聞いたか?ウルフよ!こいつぁは手厳しいなぁ、オイ!」
戯言は軽く流すのに限る。こういうヤツは一度脱線するとしっぱなしだからな。
「文書を渡す、だからブレインさんを放せ。」
「・・・そうだったな。じゃあ、そちらから渡してもらおうか?」
「それは出来ない相談だ。」
「じゃあ、引き金を引くまでだね。」
そう言って、スネークはこちらの顔色を伺いながら引き金の指に力をこめる。
「く・・・」
これは凄く分の悪い取引だな・・・仕方ない。
「わかった・・・」
「レイ・・くん。。」
「・・・すみません。俺には貴方を見捨てることは無理です。」
「ふはははははは、じゃあ、遠慮なく頂いちゃいますね。」
そう言うとスネークは乱暴に俺の腕から文書をひったくり、中身が本物かどうか最初の一枚目にだけ
目を通す。おそらくこれだけで彼なら残りが偽者かどうか把握できるだろう・・。
それぐらいの力量は余裕でもっているだろうな・・。
「文書は渡したぞ・・早く放せ!」
「んっんー、その前に一つ・・いいですか?」
人差し指を立てて、細い目を一層細くして俺たちを見回す。
「なんだよ・・?」
「えっと・・・皆さん、中身を見たんですよね?」
見てなかったらもっと簡単に俺は渡していたと思う。
あんなものが現実になった・・もしくはすでにそういうことが起こっているのかもしれない・・。
これ以上の犠牲を出さないためにも、本当は渡したくない・・。
「あぁ・・だからおまえなんかに・・」
俺がそう言うのを遮るように、スネークが口を開いた。
「それじゃあ、貴方たちにも死んでもらいますよ。あははは、これ、お約束ですよね?」
・・・コイツ!?
「てめぇ!」
いやしく笑うスネークから俺は文書を奪い返そうとするが、それは軽く交わされる。
「おっと・・・まぁ、待って下さいよ。私も鬼じゃないんでね、名前の通り蛇の様にいやらしく
やらせてもらいますよ・・ふひひひひ。」
「その笑いをやめろ!いちいち癇に障るんだよ!」
「おやおや、そんなこと言っていいんですかぁ?蛇だって牙はあるんですからねぇ・・」
そうやってスネークはにやっと笑い、歯を光らして引き金を引くような動作をする。
「くっ・・・・」
「貴方達にはゲームをしてもらいます。えぇ、とても簡単なゲームをね。」
「なんだそれは・・」
「今から鬼ごっこをしてもらうんですよ?逃げ切れば貴方達の勝ち、捕まる・・というより
殺されたら負け。どうです?簡単でしょう?」
「・・・要するに、おまえから逃げ切れば俺達の勝ちってわけだな?」
「んー・・・鬼は私じゃないんですよねぇ・・言いましたでしょう?蛇の様にいやらしくと。」
「じゃ、じゃあ誰が?」
「文書に目を通したならお解りだと思いますが、薬品Aに薬品Bを混ぜると殺人マシーンが出来上がるのは
ご存知ですよね?」
「あ、あぁ・・。」
なんだ・・・とても嫌な予感がする。。
「くくく・・・鬼はですね、貴方達の中の一人にやってもらうんですよ。」
「!?」
スネークの一言で場が凍りついた。まさか・・こいつ。
俺が怒りに任せて口を開こうとしたが、それを制するようにアンリの叫び声があがった。
「いやぁあああああああ、どうして!どうして、そんなことをするの!」
「あらら、お嬢様、なかなか鋭い洞察力を持っていらっしゃる。」
「私達は静かに暮らしていたのに、どうして・・・文書だって返したじゃないですか!!」
「んっんー・・・それはとても言いにくいんですがねぇ・・・お嬢様、この世の中には
理不尽というものがありまして、それが今この場に適用されているということなんですよ。」
「なによそれ!そんなの全く解らない!解らないわよ!お願いだから・・お願いだから・・
父さんをもうZooに巻き込まないでぇ・・・」
泣き叫んだアンリはその場に崩れてしまう・・俺とカゲはアンリの傍にかけより
なだめるように肩に手をおいた。
「てめぇ、どういうことだよ!」
カゲが拳を震わせながら怒声をあげる。それをスネークは冷たい目で見下し、ポツリと言った。
「解り易く言いますと、ウルフさんが私達にとって邪魔。まぁ、こんなこと説明してても仕方が無いですし
手っ取り早くゲームを始めましょうかね・・・」
そう言ってスネークはポケットから小型の注射器を取り出す。
「待ちやがれ!」
それを阻止しようとカゲが飛び出した。
「遅い・・」
バキィ!!
「ぐっ!?」
カゲが飛び掛ると同時にスネークの電光石火の様な蹴りがノーモーションで繰り出される。
それをカゲはかろうじて両手でブロックしたが、部屋の壁に叩きつけられた。
「ふふ、邪魔しないで下さいね。私は銃も握っていますから、下手すると引き金を引いちゃいますよ?」
「引いてみろ・・・次の瞬間てめぇの頭を俺が吹っ飛ばしてやるよ。」
気持ち悪くウィンクをしてみせるスネークの顔に、今度は俺が銃を構えた。
「・・・・ほぅ、あくまで私に刃向かいますか・・。解りました・・。」
そう言った次の瞬間、スネークはブレインさんを俺とアンリの方に蹴っ飛ばした。
ドサァ!
「父さん!」
「ブレインさん!」
咄嗟のことだったが、かろうじて俺とアンリがそれを受け止めるが・・・
瞬時にスネークがブレインさんの背中にそれを突き立てた。そう薬品Bが入ったと思われる注射器を・・・。
「甘いですね・・・人質を盾にするのは基本ですよ。」
「貴様!!!!!」
俺はブレインさんをアンリに預け、懐からツインフェザーを抜く。
しかし、俺の動きをしっかりと見ていたスネークは、瞬時にバックステップしてドアの向こうへ移動し
視界から姿を消した。
「待ちやがれぇ!」
パァン!パァン!パァン!
ダッと床を蹴って、俺は廊下へ転がり込むと同時にスネークの方へ発砲する。
キキキィィィィン!!!
しかしとんでもないことに、スネークはこちらを振り向いて俺の弾丸を片腕で払いのけた。
あれは・・・防弾鉄甲か!それもかなりの硬度の・・・。
「残念でしたね・・それではまたお逢いしましょう!」
その台詞とザウルス並の弾を払いのけた光景に俺は動くことが出来なかった・・。
格が違いすぎる・・。
スネークが去ったあとを呆然と見つめている俺に不意に声がかかった。
「レイ!!!!!ブレインさんが!」
カゲの声だ。そうだ・・ブレインさんが。。俺は部屋に戻り、3人の傍を駆け寄る。
「父さん!しっかりしてよ!」
アンリの悲痛な叫びが部屋に響く・・ブレインさんはうめきながらしきりに何かを言おうとしていた。
「・・・ぐ・・は・・・やく、はぁはぁ・・にげ・・・ろ・・ぐぅ・・ぐげ・・」
ブレインさんは見るからに顔色がおかしく、そして脂汗をしきりに流し、小刻みに身体を震わせていた。
「無理よ!父さんを置いていけない!」
ブレインさんの言葉にアンリは顔をいやいやと振ってきつく、きつくその震える手を握り返した。
「ブレインさん・・」
俺もカゲもどうしていいから解らない・・解毒薬があるのならすぐにでもそれを取りに行っただろう
でも、それがない・・いや、もしかしたらあるのかもしれないが・・文書が奪われた以上、
それを確かめることすらもできない。
「ぅ・・レイ・くん、はぁ・・ぐぅ・・カゲく・・ん。」
無理矢理声を絞り出して、ブレインさんは俺とカゲの方に目をやる。
「はい・・」
「もう・・時間がな・・い。わた・・しをころ・・して・・がはっ・・はぁっはぁっ」
「そんなことできませんよ!無理です・・」
「いいか・・ら・・私を・・ころし・・ぐ・・ぐが・・うぅぅぅぃぃぉおおお・・
ぐあああああああ!!!」
ブレインさんが突然叫び出し、その場を転がりだす。
「父さん!父さん!しっかりしてよ!!」
「ブレインさん!!」
「ぐあぁ・・・うおおおおおおおおおおおおお!」
ヴォン!!
ブレインさんを必死に抑えようとした俺たちを、物凄い勢いと力のこもった腕が振り払った。
アンリが泣きながら近寄ろうとするが、ブレインさんはそれを手で振り払い近づけないようにする。
「どう・・して!!どうしてなの!!レイさん、カゲさん、父さんを助けて!!」
振り払われたアンリを受け止めた俺は、アンリの肩を抱いた。
コートをぎゅっときつく握られるのが解る・・痛々しいほどに。
そんな俺の耳にバキッ!ボキッ!と鈍い音が聞こえてくる。
カゲもアンリも気付いたのか、カゲは周りをキョロキョロし、アンリは俺のコートの中で
ガタガタと肩を震わせながら耳を塞いでいる。
やがて・・カゲの視線と俺の視線が目の前の"モノ"に注がれた。
そう、そこにはかつてブレインさんだったものが居た・・・。

「ぐぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
その"ブレインさんだったモノ"が手を振り上げ頭を抱え咆哮をあげる。
その腕が大きくゴツゴツとした腕に奇形し、従来の2倍3倍近くの太さと大きさになり・・
間接がベキッ!ベキッ!と音を立てて、腕を長く伸びていく。。
手の甲は山脈の模型みたく突起したもので覆われ、爪が鋭く硬く長いものへと変化していき、
更に背中かからは肩甲骨が隆起し、まるで翼が生えるかのごとく飛び出していた。
「な・・・なんだ、コイツは。。」
俺たちの目には少なくともこの世のモノとは思えない様な光景が映っていた・・・。

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